てぬぐい仕草

てぬぐいしぐさ

 

仕草の佐渡勝行さんの草木染めのてぬぐいです

  
注染とは染料をさらしの上から染料を、型に沿って注いでつくる昔からの伝統的な手ぬぐいの染め方です。注染で染めると裏表がなく型の境のにじみやぼかしが味わいとなります。とても手間のかかる方法ですが、長野県で仕草の佐渡さんはいつも丁寧で気持ちの良いてぬぐいを制作してくれています。大事に使いたくなる一枚です。

てぬぐい仕草の佐渡勝行(さどかつゆき)さんの略歴

1978年 千葉県生まれ
2001年 植物染めと出会い独学で染色を学ぶ
2006-09年 注染(ちゅうせん)を行う染工所にて修業
2009年 長野県に移住し独立
2009年~ 仕草として手ぬぐいを制作、クラフトフェアやギャラリーに出品
 

てぬぐい仕草さんに伺いました 

染めの仕事についたきっかけや理由について

幼少期から平面で絵を描くことが好きで一時は漫画家を目指していたりもしました(笑)そんな時、とある企画でTシャツを染めることになり、たまたま手にしたのが染色家、山崎青樹さんの「草木染め・木綿の染色」という本でした。そこから身近な植物で生活や人の肌に近い布を染める楽しさに入っていきました。
 

注染の魅力について、プリントや他の染め方との違い

明治時代に始まった注染は手仕事と工業的な要素がほどよく混ざった技法だと自分は思っています。
化学染料のために開発された技法ですが、植物染めとの相性も実はとても良いというのが僕の見方です。
プリントと比べると注染は液状の染液で生地を糸からしっかり染められ、染め抜きで表裏無く両面同等に染まるという特徴があります。

草木染めの魅力につて、化学染料との違い

制作者目線ではありますが作っていて気持ちが良いんです。自分で観て感じられる自然から色を分けてもらうという行為、それ自体が違いのように思います。自分の望みの色に染めたいという事ではなくて、今はこうなんだ、みたいな感じがします。

てぬぐいのデザインについて、どのように作り出しているのか

その時その場所にある、染料植物、自然のモチーフに引っぱってもらうカタチで手ぬぐいの色柄を決めています。抽象的な例えですが水が高いところから低いところへ流れていくような感覚を大切にしています。

てぬぐいの取扱いについて

植物染料は移ろいやすい性質がありますので、手洗い、日陰干しして頂くと長く楽しんで頂けます。 洗剤は中性のもの、洗濯機をご使用の場合はネットに入れていただくと良いです。

仕草さんのてぬぐいのお取り扱いについて

洗濯方法ですが洗剤を使っていただいても構いませんが、洗剤を使わずに水洗いやぬるま湯で手洗いしていただくと色落ちが少しずつになり、きれいな状態が長く続きます。また洗剤の中でもマザータッチは優しく穏やかで、仕草さんの草木染めのてぬぐいに適しています。
 
干し方についてですが、陰干しでお願いいたします。天日干しは色焼けが進んでしまいますのでお控え下さい。経年変化についてブログでご紹介しています。ご不明な点ございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。

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